不動産の共有名義人の片方が死亡した場合の相続はどうなる?弁護士が解説
不動産を共有している場合、共有者の片方が死亡すると、その持分は相続の対象となります。これにより、新たな共有者が加わったり、複雑化することがあります。本記事では、不動産の共有名義人が死亡した際の相続の流れや、よくあるトラブル、解決方法について解説します。
目次
持分はどのようになるのか
不動産の共有持分は、亡くなった方の相続人に承継されます。
相続人が複数いる場合は、遺産分割協議を行い、持分の帰属を決める必要があります。
遺言がある場合
遺言の内容に従い、特定の相続人が持分を相続します。
遺言がない場合
遺産分割協議を行い、持分を誰が取得するかを決めます。遺産分割協議がまとまらない場合には、家庭裁判所の遺産分割調停で話し合い、もし調停でも決まらないと遺産分割審判で共有持分を相続する人を決めることになります。
相続の流れ
一般的な相続の流れを説明します。
遺言書の確認
遺言書が存在するかを確認します。自筆証書遺言の場合は家庭裁判所での検認が必要です。
相続人の確定
戸籍を調査し、誰が相続人となるかを確定します。
相続放棄や限定承認の検討
相続人は、相続開始から3ヶ月以内に放棄や限定承認を選択できます。
遺産分割協議の実施
相続人どおしで話し合い、共有持分をどのように分けるか話し合います。もし、協議がまとまらないと、遺産分割の調停を申し立てることになります。
相続登記
分割協議がまとまれば遺産分割協議書に基づき相続登記を行います。
相続税の申告と支払
必要に応じて相続税の申告と納付を行います。期限は相続発生から10か月以内です。
共有者の相続人全員が相続放棄をしたら?
共有者の相続人全員が相続放棄をした場合、その持分の権利者はいないことになります。
相続放棄すると初めから相続人ではないので、全員が相続放棄するとその共有持分については初めから相続人はいなかったことになります。
共有状態にある際によくあるトラブル
共有名義の不動産は、意思決定の難しさや権利関係の複雑さから、以下のようなトラブルが発生しやすいです。
売却の合意が得られない
共有者の一部が売却を拒否するケース。
管理・修繕の負担
一部の共有者が管理費用を負担しないケース。
賃貸トラブル
共有者の意見が一致せず、賃貸契約の締結や解除ができないケース。
使用権の争い
共有者の一人が単独で使用し、他の共有者が不利益を被るケース。
これらのことを考えると、共有状態を解消することが望ましいといえます。
共有状態を解消する方法
共有をスムーズに処理するためには、以下のような方法があります。
交渉で持分の買取
他の共有者が持分を買い取ることで単独所有にする。
第三者への売却
共有者全員の合意が得られれば、不動産を売却し、代金を分割する。
共有物分割請求
合意が得られない場合には、裁判所に申し立てて、物理的に分割するか、競売による換価分割を行います。換価分割:売却して現金化し、持分割合に応じて分配する。
不動産トラブルを弁護士に依頼するメリット
不動産の共有持分の相続共有は、共有の知識とさらに相続の知識が必要となるため、簡単ではありません。専門的な法律知識が必要です。
弁護士に依頼することで、以下のようなメリットがあります。
スムーズな交渉・調整が可能となる。
適切な分割
法的手続きを踏まえた遺産分割の提案が可能。
訴訟対応
共有物分割訴訟など、裁判になった場合の対応。
不動産トラブルに関するお悩みは当事務所にご相談ください
不動産の共有状態や相続に関するお悩みは、法律の専門家に相談することが解決への近道です。トラブルを未然に防ぎ、円満な解決を図るために、ぜひ当事務所へご相談ください。
当事務所では、不動産相続や共有名義に関するご相談を承っております。初回相談も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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