配偶者居住権とは何ですか?
- 2023.03.05
配偶者居住権とは、被相続人が死亡して配偶者に相続が発生したときに、被相続人の建物に配偶者が居住していた場合、この建物について無償使用権限を認める権利です。
配偶者居住権は、①遺産分割や相続税の支払いのために、被相続人の配偶者がこれまで被相続人と同居していた自宅建物を出なければならないという事態を防ぐこと、②居住権という考え方の導入により相続税評価額の引き下げを行うことで、被相続人の配偶者が預貯金など今後の生活資金を多く確保できるようにすることを目的に、令和2年4月1日から施行された改正民法第1028条から第1041条等で規定されています。