土地を相続し相続登記しなかった場合、どのような不都合が生じますか?
- 2023.03.05
相続登記をしなくても、長年、何の支障もないとおっしゃる方もいます。
しかし、いざ土地を売却したり、賃貸したりしようとした場合に、相続開始から長い年月が経っていると、相続人が増えて遺産分割協議が難航することになります。 実際に、相続人が100人を超えるケースもあり、そのような場合には、戸籍の取得だけでも大変な労力がかかりますし、遺産分割の内容について異議を唱える方も増えることになります。また、相続人が増えれば、その中に認知症の方、連絡が取れない方などが含まれる可能性が高くなります。このようなケースでは遺産分割を進めるため、後見人や不在者財産管理人などの選任を裁判所に申し立てることになり、かなりの時間と費用がかかることになります。
そうならないように、相続時に遺産分割協議を行い、速やかに相続登記をされることをお勧めします。