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仲が悪く連絡もできない相続人の遺産分割が調停で解決した事例

2022.03.29

相談背景

依頼者様は水戸市にお住まいの方でした。

お父さんが亡くなり、相続人は,依頼者様と弟一人のみでした。お母さんは昔に亡くなっていました。依頼者様は、お父さんと同居しており、お父さんが亡くなるまでお父さんの面倒をみながら一緒に暮らしておりました。お父さんは自営業で、依頼者様もそのお手伝いをしておりました。弟さんも、学校を卒業してしばらくはお父さんの仕事を手伝っていました。ところが、30歳の頃に、お父さんと仕事の進め方について意見の食い違いがありました。それがきっかけで大げんかをしてしまい、お父さんの仕事の手伝いを辞めて、どこかに行ってしまいました。連絡先等も教えてくれずに姿を消しました。依頼者様は、かろうじて、弟さんの携帯の番号だけは知っていたので、そこに電話をかけるなどして、連絡を取ろうしたのですが、無視されてしまい、連絡がとれない状態でした。

その後、お父さんが病気で亡くなりました。亡くなったことを連絡しましたが、弟さんは葬儀にも出席しませんでした。

お父さんの遺産として、お父さん名義の自宅、その他の土地、預貯金、株式などがあります。お父さん名義の自宅には、依頼者様の方が住んでおられるとのことでした。このまま未分割の状態が続くと困るということで、ご相談に見えました。

弁護士の対応

ご相談の結果、遺産分割の交渉のご依頼を受けました。

弟さんの住所を探し出し、遺産分割の交渉をさせていただきたいと手紙で連絡をしたのですが、回答がありませんでした。そこで、弟さんを相手に、遺産分割の調停を申し立てることにしました。

弟さんが住んでおられたのは、栃木県でしたので、宇都宮家庭裁判所へ申立をしました。弟さんが調停に出席してくれるかどうか心配だったのですが、出席してくれ、調停のなかで話し合いが進みました。

弟さんの言い分は、いまさら相続がおこったからといって、お父さんの財産を受け取る考えはあまりないとのことでした。今回の相続をきっかけとして、依頼者様との縁も切りたいとのお気持ちとのことでした。

結果

結局、調停は依頼者様が全財産を取得する、弟さんは一切財産を取得しないとの内容でまとまりました。もちろん、今後、兄弟の縁は切るので、連絡はしないでほしいとの前提でした。

担当弁護士の所感

このように当事者間で話し合うことが困難であり,連絡もできない場合には、弁護士に依頼して遺産分割をまとめていくことが必要となります。

依頼者様も、どうしようかと悩んでいた遺産分割が、調停で解決ができたことで安心していただけました。もう少し早く、相談をすべきだったとお話しになっていました。相続の話が進まない場合には、早めに、ご相談なさることをお勧めいたします。

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